環境設定
一般設定
再生時に波形をスクロール: これをチェックした場合、緑色の再生マーカが右端まで達した後、ウインドウが自動的にスクロールし続けます。波形の他の位置まで手動でスクロールすることもできます。このオプションをオフにすれば、自動的にスクロールしなくなります。
開いているファイルがない場合、新規ファイルを作成: Dock 内のアプリケーションアイコンをクリック、または Finder からアプリケーションアイコンをダブルクリックして立ち上げたとき、他に開かれているファイルがなければ、自動的に新しいファイルを作成します。
倍率: 新しくファイルを開いたり作成したりするときの水平方向倍率を設定します。
作業ディスク: 録音・加工のためのオーディオデータなど、Sound Studio が一時的に使用する作業ファイルを、ファイルシステムのどこに保存するかを設定します。理想的には、高速で空き容量の大きなハードディスクに設定すべきです。オーディオはサンプルレート 32 ビットの浮動小数点データとして保存されますが、このデータはとても大きなものとなります。1 時間のステレオ、44.1 kHz オーディオは、1.2 GB のハードディスク領域を使用します。無制限の取り消しをサポートするため、すべての変更操作がディスクに保存されるので、ファイルを閉じるか Sound Studio を終了するまで、編集やフィルタの適用を行うごとに、作業ディスクは消費されていきます。初期状態では、システムディスクの "tmp" ディレクトリに作業ディスクは設定されます。
オーディオ設定
デフォルトでは、Sound Studio はオーディオ入出力ハードウェアについて、システム環境設定の設定を使用します。Sound Studio では別のハードウェアを入力・出力に割り当てたり、各装置が使用するチャンネルを設定できます。
ほとんどのコンピュータにはオーディオ装置が内蔵されており、これらは "内蔵オーディオ" と表示されます。他のオーディオハードウェアを組み込んだり、USB や FireWire オーディオ機器などを接続している場合は、それらを環境設定から選ぶことができます。ここでの設定は Sound Studio を使うときだけに関係するので、ある装置を Sound Studio でオーディオ再生用に設定していても、他のアプリケーションからは別の装置を使えます。
入力コラムは、オーディオ録音やキャプチャ用ハードウェアを設定します。出力コラムは、オーディオ再生用ハードウェアを設定します。最初の 2 行で装置とソースとを設定します。ソースは装置が使用できるポートが通常設定されます。装置によってはポートがひとつしかない場合もあり、この場合はポップアップボタンを変更できません。
L(左)チャンネルとR(右)チャンネル設定は、Sound Studio の左右チャンネルと装置のチャンネルとをマッピングします。Sound Studio は入力装置から最高 2 つのチャンネルを同時に録音できます。再生時にはファイル中の各トラックを、それぞれのパン設定によりミックスダウンし、できあがったステレオミックスが、出力デバイスとして選んだチャンネルに送られます。
入力から出力までプレイスルーする: この設定をオンにすると、入力されているオーディオをオーディオ出力から再生します。ハウリングについての注意 : スピーカとマイクロフォンとがお互いに近すぎると、ハウリングを生じることがあります。プレイスルーはコンピュータを通して録音をモニタできるので便利です。レベルが適正であるか、接続が正しく行われているかを確認できます。
Audio MIDI 設定を開く: このオプションは、コンピュータに接続しているオーディオ機器を設定するため、アップルが提供しているアプリケーション、"Audio MIDI 設定" を開きます。これを用いてサンプルレートの初期値や機器のフォーマットを設定できます。これは標準よりも高いサンプルレートで録音する場合には重要です。Sound Studio ではハードウエアとファイルのサンプルレート間にミスマッチがあった場合も、オーディオの再サンプルを行うことで、作業を続けることは可能です。
カラー設定
メイン波形ビュー、マーカ、グリッドなどの色を変更できます。これらをデフォルトの設定に戻すこともできます。